ケーブルデータ放送から直接応募できる双方向懸賞企画をトライアル実施

東京ケーブルネットワーク株式会社(本社: 東京都文京区、代表取締役社長: 棟田和博、以下TCN)、株式会社フィックス(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:松本唯史、以下フィックス)、株式会社メディアキャスト(本社:東京 都渋谷区、代表取締役:杉本孝浩、以下メディアキャスト)は、TCNのコミュニティチャンネル視聴者が地デジ対応テレビから懸賞などへ直接応募ができる データ放送の活用を試みる実験を実施致します。

本実験は、TCNのコミュニティチャンネル内で放送されるインフォメーションコーナー「てれびインフォメ(11:40~、14:40~、17:40~、 24:10~放送)」と「ジュエリー専門ショッピングチャンネルジュエリー☆Gem Shopping TV(702チャンネルにて放送中)」を連動させた懸賞企画として、番組内で発表されるクイズにデータ放送経由で回答することで、ジュエリー等がプレゼン トされるというものです。
本実験により、TCNは、データ放送に対する視聴者の接触機会の拡大および静止画放送の媒体価値の向上を図るとともに、コミュニティチャンネルにおける双方向機能の可能性を模索していきます。
また、TCNは、本実験から得たものを基に、データ放送およびコミュニティチャンネルのサービス向上を図り、TCNのミッションである「お客様との絆づくり」「地域との絆づくり」を目指します。

今後、ケーブルテレビ事業者は、さらなる「放送と通信の融合」の具体的事例としてデータ放送コンテンツを増やし、中でも地域住民(視聴者)参加型の双方向 番組作りはこれまで以上に重要視されてくるであろうと予測されます。しかし、その反面では限られた人員や設備での効率的な運用も求められています。
今回のトライアルでは、フィックスとメディアキャストが共同開発したPiTENTRY2 BML Edition(ピットエントリー・ツー・ビーエムエルエディション)を利用することで、放送と通信をシームレスに融合させ、新たな設備を導入せずに、安 価にデータ放送での双方向サービスを実現しています。

さらに今回の実験では、出題されたクイズに対し視聴者がデータ放送画面とともに携帯電話、パソコンなどからも回答を可能とするなど、ケーブルテレビ業界初のクロスメディア展開も図ります。

<技術の説明>
PiTENTRY2 BML Edition(ピットエントリー・ツー・ビーエムエルエディション)を利用することで、視聴者は、パソコン・携帯電話・1セグデータ放送・データ放送か ら懸賞付き番組やCMに応募ができるようになります。放送局は、ASPで提供される簡単な設定画面の操作により、高度な専門知識の必要もなく、わずかな手 間で、WEB(携帯、PC)、ワンセグデータ放送、地上波デジタルデータ放送で、視聴者との双方向を実現します。
放送局を取り巻く厳しい環境の中で、デジタル放送の魅力を大きくアピールし、デジタル放送時代の新たなビジネスモデルを構築することができます。

■「PiTENTRY 2 BML Edition」について


「PiTENTRY2 BML Edition」は、フィックスとメディアキャストが提供する視聴者参加型双方向番組の制作運用を支援するサービスで、ワンセグを含む地上デジタルテレビ 放送において、クイズ番組をはじめとする、アンケート、投票ランキング、プレゼント応募などの視聴者参加型双方向番組を、低コストで、短期間に実施可能に する放送局向けのASPサービスです。

最近の視聴者参加型番組では、従来のハガキや電話、FAXで受け付ける方法から、インターネット(ウェブ、携帯電話)やデータ放送(固定受信、ワンセグ) による受付方法が主流となってきていることから、放送局では各受付メディアに対応したサイトや運用システムを構築することが課題とされています。

「PiTENTRY2 BML Edition」は、ASP方式で提供されるため、放送局はサイトや運用システムへの設備投資を必要とせずに容易に視聴者参加型番組の制作運用が可能とな ります。

また、現在のデジタル放送は、地上デジタル放送受信機の普及が未だ途中段階であることと、2011年のアナログ波の停波までは、視聴者に対してアナログお よびデジタルの両放送を同時に提供する必要があります。(サイマル放送) 「PiTENTRY2 BML Edition」を利用することで、放送局は、アナログ放送から地上デジタル放送まで、低コストで一環した双方向放送サービスを提供することが可能となり ます。

PiTENTRY2 BML Edition 紹介サイト:http://www.cr-fix.co.jp/im/pitentry2.html

On 2010年11月11日, posted in: ニュースリリース by